コラム 番外編

〜 日本玩具博物館へ行こう 〜

2006/09/02



 ことの発端は、〜K〜の遺産 さんの「ぶらり旅行記」で「姫路の日本玩具博物館」のレポートを読んで、「なーんと、こんな近いところにそんなものが」 ということを知ったことです。日本玩具博物館の詳細はリンク先参照のこと。

 レポートを読んだのが7月。時期が夏休み期間ともあり、何度か利用したことがある「青春18切符」 が脳裏をよぎります。

 そして、8月も終わり、9月の始め。「今しかない!」と何故か思い立ち、行くことに。

 チケットなど諸事情(というか、前日に思いついた)のため、1人でゴーです。
 この1人行は色々と不安要素があったんで、試しに〜 ということも含んでいます。展示会という形で、3ヶ月に1回展示物ががらりと変わるそうなので「面白ければまた行けばいいや」的な発想もあったりします。帰ってきた後で(後付か)

 そんな訳で大阪より1時間半を掛けて姫路に到着しました。いやあ、新快速は快適で速いですね。途中海も眼前に望めますし。

 

 という訳で、姫路到着。既に昼前です。飯屋捜索のためにそこらを適当に歩きました。右の写真がその時の一枚。遠くに望む姫路城。や、行ったことがあるので、この時はスルーでしたが。それよりもすでに昼なんですよね……

 そして、というか案の定というか、レポートを上げておられる Kさんと同じように電車に長時間待たされることに。昼飯探しに時間がかかった(和食or麺類が食べたかった) のが原因だと思われが13時になってから駅に戻ってきました。
 12時頃は1時間に2本走っているんですが、1時以降は1時間1本に変わります。行かれる方はその辺りをきっちり見てください。特急とか紛らわしいですから(苦笑)<1時に二本走っていると思いきや、一本は特急というオチ。

 

 一時間待ちぼうけの後、列車に乗り5駅先の香呂(こうろ)駅へ。乗っている時間はあんまり長くありません。左写真の右手奥に見える山のその向こうが姫路なんですけどね(苦笑)
 で、右の写真が香呂駅改札。写真は無人ですが、駅員の方がいらっしゃって切符を回収します。うちは18切符なんでスルーで通過ですが。

 ここからが、地図マジック。地図上では近い上、真っ直ぐとのことですが、思った以上に日本玩具博物館は遠いのです。そして田舎道は曲がりくねっているのです。それがいいことではあるのですが(田舎大好き)

 駅から脇道に入り、途中の農道のようなところを通り、15分ぐらい。見えた建物が上の写真。

「これか!?」

 と思いましたが、これは「民族博物館」 でした。実は時間があれば帰り寄ろうと考えておりましたが、敵わず。この時既に14時半頃でしたしね〜

 

 民族博物館を左手に見てさらに歩くことさらに数分、左写真のような十字路に出ます。右の看板に見える「日本玩具博物館」の文字。これが無ければここを直進できません(笑) 一体どこのトトロの森にたどり着くやら(笑) や、夏日をしのげて大分涼めたんですけどね。ちょいびびると思う(苦笑)

 

 そういう訳でそのトトロの森を抜けると前方に見える建物がこれ。「日本玩具博物館」の文字。一瞬これ入り口かなぁと迷いましたが、下の写真にあるように観光バスも止まっています。間違いなさそうです。

 途中の道のりを考えると、「よく迷わずにこれたよなぁ」 というのが本音。自分を信じて真っ直ぐ歩いてみるのが功を奏したんでしょう。きっと(苦笑)

 さて、ここから中の解説に入るんですが、受付の方に撮影について聞いたところ、「写真撮影は記念撮影程度にしてください」  ってことでした。当然ですね。博物館ですから。

 という訳で、館内の写真はありません。日本玩具博物館のHPを眺めて雰囲気だけでも感じてもらえると助かるのですが。

 

▼入館:

 それでは、中がどんなだったかのレポートをば。
 まず出迎えてくれるのが、この時の展示物 「おもちゃで綴る昭和」 っていうことで昭和を代表するようなおもちゃ群でした。
 方や戦時中、しかも一時大戦の頃と思われる、戦争をモチーフにしたおもちゃ。戦闘機や戦車が飾られています。すごいのはそれらがすごい綺麗な状態だということ。よくこんな物が…… と思わされます。 というよりも、以後ずっとこの印象は消えません。おー、という感嘆が退館するまで来ません。

 そして、それらの奥には戦後日本がアメリカやヨーロッパに対して「輸出していた」 ブリキやゼンマイ、果てや電動のおもちゃ群です。電動と聞いて1970年以降を思い浮かべるかもしれませんが、1950年頃からいっぱい転がっています。それが今世の中に出しても決して見劣りしないものばかり。この辺りの日本の技術には驚かされるばかりです。さすが博物館、ちゃんと動く物がいくつか存在しており、一番有名と思われる ぶたのコックさんがフライパンの上でお肉を焼く電動のおもちゃ (ちゃんとコンロの上で肉(タイルのような物)を転がし、フライパンを勢いよく上に跳ね上げ、宙を舞い、ひっくり返るお肉(必ずひっくり返ります) そして同じように転がし……) があったり、感動が止まりません。というか、今作り直して世に出してほしいです。素晴らしい作り、ギミック。これら電動ギミックで言えば、今まで見たのどんなおもちゃよりも感じたことのない鮮烈を覚えました。

 そして、最近のおもちゃ(といってもうちの幼少の頃) 代表的な物で言えば、バービー人形、りかちゃん人形、ミニハウス、超合金などが並びます。

 男の子心としては真ん中の展示から目を離せなくなるでしょう。
 平机のような展示の中にある ベッタン(めんこ) もちろん、王貞治もいます。しかも原紙で(笑) どっから手に入れた、館長!!
 それ以外にもミニカーや、特撮のベッタン等々 「魅了の総攻撃か?」 と思わせるぐらいのラインナップです。

 そしてお隣の部屋へ。
 真ん中には遊べる独楽(コマ)がたくさん置いてあります。正直に言うと、コマなんて回したの小学校低学年以来だと思いますが、体が覚えているもんですね。さすが幼稚園で五指に入るぐらいコマを回せた体です(ちょっと自慢) さすがにこの時は綱渡りは出来ませんでしたが。手乗りぐらいは……
 それ以外に追いかけごまや、ルーレットのようなコマがあったり。
 無論それを囲むように並ぶ展示物。
 特に木のおもちゃのからくり関係、昔のお人形さん関係が並んでいました。うちの母親が見たら離れ無さそうなゾーンです(笑) 有名なところでだっこちゃん人形とか、ベイビーの人形とか。

 そのお隣の展示では「ちりめん細工」が立ち並びます。ちりめん細工…… ここを見ている方には初耳の方も多いと思います。絹の糸で作ったおもちゃと言いましょうか。細かい部分は日本玩具博物館のHPを見てください。ここで「復活」させたそうですから。館長、実は大分すごい人。

 ここまで一切書いていませんが、他に来られている方が何人もいらっしゃいます。目的もそれぞれです。
 おじいちゃん、おばあちゃんにつれられてきている子供(一番はしゃいでいたのがおばあちゃん(笑))や、観光バスで来たと思われる家族連れ一団、大量で精巧、綺麗なちりめん細工を目の前にして感嘆の声を上げられていたその筋の方。まあ、うちみたいなマニアは1人だけでしたが。

 さて、ここがすごいんですが、見学できるのはこれだけではなく、別館がさらに3つ(2つ? 1つはくつろぎ場になっていたので) あります。
 プラッツのページに来てもらっている人に一番注目されると思われる 「世界のおもちゃ」 の館。
 ここの詳細は書きません。行った方のみ堪能してください。えっと、言い過ぎかもしれませんが、世界一と言っていいぐらいの所蔵を目の当たりにできます。

 もう一つが特別展示の鳥のおもちゃのみを集めた館。
 えっと…… こんなにあるんだ…… と感嘆させられます。や、だってさ、国も種類も違うのに1000ぐらいあるんですよ。どうなってんだー!

 そうやって一通り見回って最初の館に戻ってきた時、館長の方とお話させて頂く機会を得ました。
 とりあえず、自己紹介として「大阪でHABAなんかのドイツゲームを遊んでいるサークルの運営者」 ってことをいうと、館長のマニア心(失礼(汗)、けど……(笑))に火を付けたのか、色々話し込んでしまいました。

 その中で1つだけ紹介。
 日本で最初に本格的に海外(主にドイツ)のおもちゃ(ゲームではない)を輸入したのが東京にある 「ニキティキ」 の西川さん という方という事実。1970年ぐらいらしい…… えっと、…… やべぇ、マジだ。
 そして、それらの系列として、今の子供玩具を売っているお店があるそうで、それらに遅れてブラザージョルダンが出来たそうです。うーん、知らないことばかりだ。うちの認識としてはドイツゲームはメビウスゲームズの能勢さん という事実しかしらないですからねぇ。

 それ以外にも「今も作られている日本のおもちゃ(コマとか)について」 だとか、展示物を実際に動かしてもらったりだとか(いいんですか!?)、異様に古いドイツの雑誌(1980年代のSelectaのパンフ等) を見せて頂いたりしてました。なんか、満喫してますよ、うち。

 さらにこの時に判明した、これら昭和のおもちゃは明日までの展示 という事実やら(調べてなかった)、「今、某百貨店(忘却)でギミック関係はほとんど出払っている」 事実や、「展示は所蔵数の1/5程度」 という事実。そして、未展示のおもちゃやら(オイオイ) 見せてもらったり。

 とりあえず、次の18切符発売に合わせてもう一回行きます。今度はクリスマスの展示だ〜(すでに楽しみすぎ)

 

▼帰り道:

 そう言う訳で帰りです。まあ、来た道なので迷いはしませんが、「晴れて良かった」 と思う風景もちらほら見れました。田舎へ小旅行気分です。

 

 駅について気づいたんですが、以下のような看板が。

 また行こうと心に決めて、帰路へ尽きました。って、2時間半も経ってるって! もうちょっと見たかったとこもあったんだけどね。

 余談ですが、おみやげにKさんと同じものになってしまったけれど、数字を示すコマを購入。どんな回り方をするかは見てのお楽しみ。
 ちなみに他にもほしいものはいっぱいありましたが、「一番使うであろうもの」を優先させました。
 活躍どころが少ないかもしれませんが、他もちょっとほしい……

 肝心な部分の写真は一枚もありませんが、そこはそれ。現地へレッツゴーですよ。
 ちょっとでもおもちゃに関心がおありなら是非いきしゃんせ。行って悔い無しですよ。マジで。